サパナは、ヒマラヤ圏の異文化を紹介しています。
目次
ヒマラヤ圏とは
5千~4千万年前、インドを載せた大陸が、チベットの下に潜り込みました。チベットは押し上げられて高原になり、インドとチベットの境目はヒマラヤ山脈となりました。
ヒマラヤ山脈の北側にはチベットの仏教文化、南側にはインド・ネパールのヒンズー教文化が生まれ、ヒマラヤ山脈を囲んだ独特の文化圏ができました。
A:ネパール
入門知識、ヒマラヤ、信仰、祭礼、民族、政情、震災・・・映像と共に解説
01:ネパール入門
ブッダ降誕の地ルンビニ、古街道の農村、ヒマラヤを望む山村、世界遺産の古都、エベレスト街道を巡り、ネパールの様々な姿を垣間見る
02:エベレスト街道
標高2300mのルクラ空港からエベレスト街道を行く。シェルパの暮らしに触れながら、シャンボチェに至り夕日のエベレストを望む。
03:天上の湖ゴサインクンダ
カトマンズの北方、標高4300mの山中にあるシヴァ神の眠る湖ゴサインクンダ。毎年8月の満月には、遠くインドからも巡礼者が訪れる。
04:チベット文化圏ムクチナート
ヒマラヤ山麓は、チベット系民族が住むチベット文化圏。アンナプルナ山麓北部の、ヒンズーと仏教混交の聖地ムクチナートを訪ねる。
05:ブッダ降誕の地ルンビニ
ブッダ降誕の地ルンビニは、ネパールのインド国境沿いにある。ブッダが生れ落ちた地に建つマヤ堂、産湯を使った池、ブッダ誕生を刻した石柱。
06:山車祭り-今も続く生贄の儀式
モンスーン直前の5月、巨大な山車がパタンの街に現れる。山車を曳き、恵みの雨を祈り生贄が捧げられる、古代から続くネワール族の大祭。
07:ネワール族の結婚式
古都バクタプールの民家。母との別れの儀式で激しく泣き続ける花嫁は、別れの木の実を渡そうとしない。親族が花嫁の手をこじ開け、木の実は母親へ…
10:ヒマラヤ・地震・ネワール族
アンナプルナルートから望む山々の紹介、2015年震災被害からの古都の復興状況、ネワール族の家族から、衣装・料理・家族のことなどを聞いた。
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[講座内容] 配布資料
●ネパール基礎~地勢、歴史、王政から共和国へ
●自然~アンナプルナトレッキングルート
●地震~震災概要、被害状況、支援
●民族~チベット系民族、ネワール族とは?
[Youtubeリンク] バンタンティ~ゴレパニ~プーンヒル
00:00 バンタンティからゴレパニへ
01:54 ゴレパニ峠からアンナプルナ山群を望む
03:50 ダルバートをいただきます!
04:34 早朝プーンヒルへ。朝日のダウラギリ峰
[Youtubeリンク] 震災復興の現場
00:00 パタン旧王宮広場復興現場
03:28 工事の進捗を見守る人々
05:16 ノミをふるう木工職人
[Youtubeリンク] ネワール族親子が衣装、料理、夢を語る
00:00 家族紹介
01:16 ネワール族衣装の説明
03:10 ネワール料理の説明~ヨーモリ、ウォー、サマエバジ
07:28 家族の夢
◇2018年公開講座 札幌市内にて
12:王族殺人事件
◆ネパール王族殺人事件とその後
2001年の王族殺人事件を契機に、2006年には王朝が崩壊。事件の詳細から王制の混乱、崩壊までを語る。
15:チベット伝統医学
◆ムスタン王国~アムチが語るチベット伝統医学
ネパール最北部ムスタンには、チベット本土ではすでに消えた伝統が残る。アムチ(チベット伝統医)が伝える伝統医学、脈診。
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[講座内容] 講座記録(抜粋)
●ムスタン王国の概要
●チベット仏教の基本
●チベット医学の基礎と薬草体系
●アムチの脈診を体験
◇講師:ギャツォ・ビスタ 59年ローマンタンのアムチの家系に生まれる。2000年、ロー・クンフェン・メンツィカンチベット医学校開設、ヒマラヤ伝統医師協会会長。(通訳:飯田泰也)
◇2004年札幌市内にて 5回連続講座
その他のイベント
08:民族とカースト
紀元前から続くインド、ネパールのカースト制度。現在も結婚、職業、民族差別等に影響を及ぼす因習を、ネパール人研究生が語る。
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[講座内容]配布資料
●カーストの起源、歴史
●ネパールの民族とカースト
●ネパール人留学生が語るカースト社会
◇講師:スレンドラ・バハドゥール・タムラカール(北大研究員)
◆2007年 札幌市内
09:ネパールの祭り
ネパールの二大祭事ティハールとダサイン。ティハール講座では、祭りの儀式を実体験。ティハール講座では、祭りの歴史、神事などを留学生が解説。
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[講座内容] チラシ
●ネパールの歴史概観
●王族殺人事件、王政廃止について留学生の見方を聞く
●ダサインの起こり、祭りの内容を留学生から聞く
◆①ティハール~光の祭り(札幌)1999年
◆②ダサイン(札幌)2006年
◇講師:スベシュ・ギミレ、ビジャイ・ギリ、サシム・パウデル
11:政情 ネパール情勢
◆外務省共催講演会「ネパール情勢」
マオイスト、王族殺人事件などの激動期に大使を務めた神長善次氏が、アジアの多様性、ネパールを語る
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[講座内容] 配布資料
●アジアの多様性と地域性
●ネパール経済、政治の特徴
●マオイストを中心とした現状
講師:神長善次
京都大学法学部卒。在米国・在フィリピン日本国大使館、欧州共同体日本政府代表部。外務省報道課総括班長、アフリカ課首席事務官、文化第二課長、中近東第一課長、埼玉大学客員教授、宮内庁御用掛(昭和天皇通訳)。
在ジュネーブ国際機関日本政府代表部、在インド・インドネシア日本国大使館各公使、日本体育・学校健康センター理事、在オマーン・ネパール日本国大使館大使、特命全権大使
◇2005年 札幌エルプラザ
13:ネパールの映画
◆映画「トラックドライバー」1994年ネパール
ネパール大ヒット映画を、留学生の同時解説で上映。映画内のネパール語を学習。
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[映画会内容] パンフレット
●典型的な恋愛パターン、親子、民族などを描写した映画
●民族名、職業、感情などのネパール語を学ぶ
●ネパール料理会
◇解説:アニル・シトウラ、スレンドラ・タムラカール
◇1999年 芸術の森ロッジ
14:ネパール料理
在札のネパール人女性たちから調理を習い、料理に関したネパール語を学習。ネパールの基礎知識、渡航情報も解説。
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[料理会内容] パンフレット
●ダル(レンズ豆)の定番スープ、鶏肉、大根、芋の総菜
●料理のネパール語を覚える じゃがいもはアル、辛いはピロ
◇講師:ニサ・ダカル、ミヌ・グルン
◇2000年2回開催 札幌市内にて
16:ヒマラヤ登山と援助
◆①「ヒマラヤの魅力とドルポ地域への支援」
ドルポからチベットへ潜入した川口慧海。作家・根深誠はドルポでその取材を重ね、その縁で橋や教育の支援を始めた。写真:DVD「ヒマラヤにかける橋」根深誠企画撮影より
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◆②「冒険家・植村直巳」
エベレスト登頂などでネパールと深い関わりを持った植村直己が、マッキンリーで消息を絶って20年。個人的な親交、マッキンリー捜索の様子などを振り返る。
◇講師:根深誠
ゴッラゾム、シャハーンドク(パキスタン)初登頂。著作は、川口慧海のチベット潜入経路に関する「遥かなるチベット(JTB紀行文学大賞)」、「シェルパ ヒマラヤの栄光と死」他。川口慧海が経由したドルポに固定橋を建設。植村直己の大学山岳部後輩で、植村直己捜索隊員。
◇2004年 ①道新ホール ②札幌エルプラザ
17:途上国支援を考える
スタディツアー訪問が縁で、舞踊公演招へい事業を行ったネパール・サンク村。公演成功をうけて、村人から依頼された診療所設立支援で知った、途上国支援の驚きの実態。
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[講座内容] 配布資料
●ネパールの地勢、民族
●サンク診療所支援の経緯
●計画の概要と破綻
◆「開発教育合宿セミナー」◇2006年 札幌市内にて
◆「NPO 海外での活動」◇2008年 東海大学国際文化学部
18:ネパール語講座
ネパール人留学生を講師に、初心者を対象にした講座。受講生の中には受講後、JICA海外協力隊として活動した人、現在ネパール在住の人もいる。
19:ネパール地震支援
2015年の大地震はカトマンズ盆地の市街地、ソルクンブ地方の山岳地帯などに大きな被害をもたらした。これまでの事業をサポートしてくれた現地の方々を対象に支援を行った。
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●支援者 /サパナのイベント活動をした日本メンバーたち
●受ける側/現地パートナー、来日イベントメンバー
●方法 /現地パートナーに支援金を送り、受ける人たちに手渡し
●用途 /仮設住宅建設費の一部、被災者食料等
●報告書 /支援側、受取側の領収、受渡書等を共有
◇2005年5月~6月
B:チベット
入門知識、信仰、聖地、生業、物語、政情・・・映像と共に解説
01:チベット入門
チベット高原の成り立ち、チベット仏教の概要とダライラマ、チベット族の暮らしと文化などを通して、チベットの概要を知る。
02:チベット 山奥の尼寺
チベット仏教の伝播ルートと歴史を知る。標高4300mのシュクセ尼寺、最古の僧院サムィエ寺、チンプー渓谷の映像で、尼僧たちの信仰生活にふれる。
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[講座内容]
●ヒマラヤとチベット高原の成り立ち
●仏教の起こりと伝播ルート
●シュクセ尼寺、サムィエ寺の歴史
◇2006年~ 札幌市内にて
03:アムド – 青海湖
チベット北部アムド地方の、周囲360kmに及ぶ青海湖。その周囲に広がる放牧地の家族を訪ねる。菜の花が広がる湖の周りを巡り、破壊から復興された寺院や砂漠化が進む西部地域を探訪。
04:アムド – レプコン
アムド地方チェンザ。9世紀、仏教を弾圧した吐蕃の王をある僧が暗殺。僧はラサからこの地に逃げ延び、その修行洞窟は聖地となっている。モンゴル系、チベット系民族が暮らす地域。
05:アムド – 聖山アニマチェン
黄河源流近くに聳える、霊峰アニマチェン(6282m)。強風が吹く標高5000mの峠では、人々が霊峰に祈りを捧げている。ここから、黄河に沿ってマチェンを経由してツォンカパ生誕地タール寺へ。
06:チベットの土着信仰
8世紀から続くレゴン(同仁県)のルロ祭り。神が憑依したシャーマンの神事や、鉄串を刺して舞う血の供犠などが行われる。民博でこの祭りを研究しているアムド出身の研究者によるお話。
07:チベットの物語と映画
妖怪話や笑い話、豊かな物語世界の広がるチベット。一方で、近年素晴らしい映画や文学が次々と生み出されている。チベット人監督ペマツェテンの映画と、星泉教授が語るチベットの物語世界。
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◆映画「草原」「静かなるマニ石」監督:ペマ・ツェテン
◆講演「チベットの物語世界へようこそ」講師:星泉(東京外国語大学教授)
◆講師:星泉
専門はチベット語・文学。著書「古典チベット語文法:『王統明鏡史』(14世紀) に基づいて」(東京外大アジア・アフリカ言語文化研究所)、訳書『ティメー・クンデンを探して』(ペマ・ツェテン著、星泉・大川謙作訳、勉誠出版)、『雪を待つ』(ラシャムジャ著、星泉訳、勉誠出版)など。
◇2016年 札幌市教育文化会館
08:チベットの政情
日本でも大きく取りあげられた2008年ラサの事件を通して、チベットの地勢、歴史、亡命者の社会、2008年事件の概要を知る。
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◆「2008年激動のチベット」
◇講師:サパナスタッフ、石丸敏夫、武田知明、渡部美喜子
◇2008~2009年4回開催 札幌市内にて
C:雲南
雲南省は、ヒマラヤ褶曲部の西端にあり、険しい地形に25の少数民族が暮らす。雲南省北西部はチベットに接し、チベット仏教の聖山・梅里雪山がそびえる。また雲南南部の茶葉をチベットに運んだ「茶馬古道」の名残や、珍しい婚姻風習を持つモソ族の村などがある。
01:雲南・梅里雪山
ヒマラヤ造山運動で生まれた横断山脈。その中の梅里雪山は、チベット仏教の聖山として信奉されている。ジャワリンガ峰麓の神爆の滝まで分け入る。
02:雲南・少数民族
ナシ族の都・麗江からモソの人々の故郷ルグ湖へ、チベット文化圏の東端を巡る。雲南省の特性、茶馬古道の交易、少数民族の概要を知る。
03:昆明と民族舞踊
雲南省はベトナム、ラオス、ミャンマーに接し、省都昆明は、その中継点として栄え、数多の民族の坩堝となってきた。
D:その他
ラジオ放送で伝えるヒマラヤ圏の魅力。辺境アラスカに生きた星野道夫。
02:星野道夫
アラスカの自然と動物を撮り続け、極北の地で早世した写真家・星野道夫の写真展を開催。星野直子さんによる講演会も同時開催。
◆スライドと講演「星野道夫と見た風景」
◇講師:星野直子 2007,2012年 札幌市内にて
01:ラジオ放送
ヒマラヤ圏ってなに?という人々に、ラジオを通してその魅力を伝える。ヒマラヤ圏で出会った大自然、人々、食べ物、言葉・・・
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◆「東西南北ソリマダン」金時江のFMラジオ番組で、チベット、ネパールのくらしや言葉などを紹介
◇2006~2016年 FMアップルで毎週放送
◆「ヒマラヤ圏との出会い」ネパール、チベットとの出会いと学びを語る◇FMドラマシティラジオ番組「風の小箱」パーソナリティ あおいちま
◇2005年 FMドラマシティ(新札幌)