チベットから帰国-北朝鮮から帰還
20年前、チベットのラサ周辺を巡りました。
写真はダライラマの居城ポタラ宮(動画はこちら)。郊外では、最古の僧院サムエ寺や山奥の尼寺などを巡りました。ただただ広く標高の高い蒼い空の高原。そこには、今まで忘れていたものが、あちこちにひそんでいるように思えました。酸素は少ない方が良いのかも知れません。
ラサから帰国したのは、20年前の今日10月15日。その日の午後、羽田上空までは来たんですが、旋回ばかりしていて着陸までにずいぶん時間がかかりました。実はその時、北朝鮮拉致被害者の方たちの到着時間だったと後で知りました。彼らは、24年ぶりの日本の空を、どんな思いで見たのでしょうか。
60数年前、チベットの人たちは国を奪われ、多くの人が国外に亡命し、今も帰国は叶わない状況です。毎年この日、この報道を聞くたびに、晴れた羽田空港の上空と、チベットの蒼い空を思い出します。
一度はいってみたい