A:ネパール音楽舞踊公演
多民族国家ネパールには100以上の民族が暮らし、北のチベット、南のインドの影響も受け、多種多様な音楽・舞踊があります。この事業ではネパールの舞踊、演奏者を招き、ステージ公演の他、学校交流、音楽ワークショップを行いました。
01:公演「ラリグランス」2004年
カトマンズで伝統音楽の収集と再構成を行っているヌチェ氏グループ、パタンの伝統舞踊、歌、楽器を日常的に演じている人たち12名が来日。道内、奈良で公演、ワークショップを行いました。
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9/17 音楽舞踊公演(滝川市/たきかわホール)
9/19 ワークショップ「知ろう!ネパール!体験しよう!ネパール!」( 旭川市/おぴった)
9/20 音楽舞踊公演(旭川市民文化会館)
9/22 ワークショップ(稚内市潮見が丘中学校) 音楽舞踊公演(稚内綜合文化センター)
9/25 音楽舞踊公演(札幌市/道新ホール)
9/28 音楽舞踊公演・ワークショップ(札幌市/北星学園大学)
9/29 国際協力市民セミナー( JICA札幌)
10/1 舞踊・楽器ワークショップ(奈良市)
10/2 音楽舞踊公演(奈良市/学園前ホール)
ネパールでの練習のようすはこちらで
■■■音楽舞踊公演■■■
仏教・ヒンズー教音楽、山間地民族・ネワール族民謡、祭り儀式など16曲を上演。
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10:ドゥニャ・ニャ
ネワール族ジャプ(農民)の伝統行事。大昔カトマンズ盆地が密林だった頃、太鼓の音や竹ざおで、猛獣を追い払っていたことが起源といわれる。
■■■ワークショップ■■■
舞踊「ソイソイラ」を、楽器組、舞踊組ごとに練習し、来日メンバーと参加者全員で実演。(会場:旭川・おぴった)
ワークショップの動画はこちらから

1:舞踊を見る
マンンジュ・カジ、サミル・シュレスタによる舞踊「ソイソイラ」を鑑賞しました。

2:楽器を聴く
公演メンバーの各楽器の音色を鑑賞しました。

3:サランギの練習
演奏グループは、弦楽器、打楽器、笛の練習をしました

4:舞踊の練習
舞踊グループはジュヌ・シュレスタ、サミル・シュレスタが指導。

5:みんなで実演
演奏グループの伴奏で、舞踊グループ皆で踊りました。
■■■使用した楽器■■■
公演で使用した打楽器、弦楽器、笛です。打楽器は音程も重要で、チューニングも行います。サランギは演奏者自ら作るガンダルバ族の楽器です。

タブラ
インド、ネパールの最も代表的な楽器

マダル
ネパール西部地域のグルン、マガル民族の楽器

ディメ
ネパールのネワール民族のジャプカーストだけの楽器

キン
ネパールのネワール民族のマナンダール、ジャプ、サキャカーストだけの楽器

シタール
インド、ネパールの最も代表的な弦楽器

サランギ
ネパールのガンダルバ族の弦楽器

ベー
ネワール民族ジャプカーストの楽器。サティサールという木で作る。

バスリ
インド、ネパールの竹のある地域でできた楽器。
02:公演「サパナ」2001年
ネパール・サンク村エバーグリーン校の生徒たちとガンダルバチームら17名が来日。北海道内で公演、交流プログラムを行いました。
■■■公演プログラム■■■
ヒンズー教の伝統音楽、各種民族民謡、現代ポップスなど11曲を上演しました。
公演日程を見る
10/ 5 札幌藤学園
10/ 5 JR北海道ロビーコンサート(札幌市)
10/ 6 下川町公民館
10/ 7 滝上町文化センター
10/11 札幌コンカリーニョ
10/12 厚真町福祉センター

01:クマリ(KUMARI)
「クマリ」は今も信仰されている、幼い少女の生神様。両目、額の3つの目(神世、現世、地獄)を示し、人々を守ることを表す。手をひらひらさせ回るしぐさは、人々の救済が広く及ぶことを示す。

04:ボジプリ(Bojpuri)
南部ボジプリ族の踊り。嫁は嫁ぎ先の義理の母、妹とは何でも話せるが、義理の弟や兄の妻とは特別な時しか話せない。
嫁いだばかりの新妻が朝起きてティカ(額の飾り)が無いことに気づき、探しまわっている。
新妻「義理のお母さんや妹に聞いたけど見つからない。義理の姉さんや弟に聞くのは恥ずかしい」
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07:シルシャヤ ヘク(Shirsha Ya Heku)
恋人から糸紡ぎをもらった娘。「糸紡ぎをもらう」とはプロポーズされたということ。手をぐるぐる回すのは糸を紡ぐしぐさ。
娘「あの人が私に糸紡ぎをくれた。その日から私は胸がいっぱい。全てのものが新鮮に見える…」

08:ワリゾムナ パリゾムナ(Wari jomunaa pari jomunaa)
近年の大ヒット曲。曲名は「向こう岸、こっち岸」。お爺さんが若者に昔話を聞かせている。
「幼なじみの子と結婚したかったが叶わなかった。人生は、よい時は花が咲き、悪い時は黒雲に覆われる。この命、あの時はあの子に捧げたかったけど、死んだ時には川に捧げよう」

09:シタ ラニ バナイマ(Sita Rani Banaima)
インド古代叙事詩「ラーマーヤナ」。ラマ王とシタ王妃の物語。悪魔が美しいシタ王妃を手に入れようとするが、彼らの堅い絆を解くことはできない。結婚式でよく歌われる。。
B:ネパール絵画交流
ネパールは絵画教育がまだ充分に行われていません。そんな中、サンク村エバーグリーン校では専任の美術教師をおき、熱心な芸術教育を進めています。当校の生徒たちと、ネパールではまだ数少ない現代画家が来日し、絵画展、交流プログラムを行いました。
01:ネパールの絵画展
エバーグリーン校生徒たちの水彩画120点、画家サリタ・ドンゴルのアクリル画20点の展示を行いました。生徒たちの水彩画には日々の暮らしと自然が瑞々しく表現されています。
会場:JR札幌駅、ちえりあ
日時:2001年9月・2002年12月
■エバーグリーン校の作品■
~村の家並み、人々の仕事と祭り










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■サリタ・ドンゴルの作品■
~樹々をモチーフとした作品
サリタ・ドンゴルが描く「樹」は、神聖な菩提樹であり、飼料・燃料となる生活の木です。 樹と語り、樹の感情を捉えることができるサリタが描く樹々の言葉・訴え。彼女が日本の樹々から受け取ったメッセージとは?
02:交流プログラム
サリタドンゴル(画家)とラジェンドラ(美術教師)による実習授業や高専の授業、施設の見学、高齢者施設での交流プログラムを行いました。