このページでは、これまでの講座・講演会の概要をスライドや動画で紹介します。

チベット高原の成り立ち、チベット仏教とダライラマの関係、遊牧民の暮らしと文化、民族問題などの概要を知る。チベットのアウトラインをつかむ入門編。

[講座内容]
●ヒマラヤとチベット高原の成り立ち
●チベット仏教の輪廻とダライラマ
●遊牧民、信仰、食事、民族問題

動画

 ポタラ宮、ジョカン寺、セラ寺
 標高4200mシュクセ尼寺
 ヤルツァンポ川を渡りサムィエ寺
 梅里雪山

標高4300mのシュクセ尼寺、チベット最古の僧院サムィエ寺、チンプー渓谷を訪ねる。尼寺の読経風景や宿坊など、尼僧たちの修行生活を映像で垣間見る。講座では映像の他、ヒマラヤとチベット高原の関係、チベット仏教の歴史を解説。

[講座内容]
●ヒマラヤとチベット高原の成り立ち
●仏教の起こりと伝播ルート
●シュクセ尼寺、サムィエ寺の歴史

チベット北部アムド地方の、周長360kmに及ぶ青海湖を訪ねる。湖の周囲にある夏の放牧地に暮らす家族を訪ね、放牧生活の一端に触れる。また、文革の破壊から復興された寺院や、砂漠化が進む青海湖の西部地域を探訪する。

[講座内容] 資料
●チベット高原の生成から現代まで
●民族、言葉、食事、信仰
●アムドの民族、歴史、行き方
●青海湖の自然環境

アムド地方チェンザ。9世紀、仏教を弾圧した吐蕃の王をある僧が暗殺。僧はラサからこの地に逃げ延び、その修行洞窟は聖地となっている。モンゴル系、チベット系民族が暮らす地域。

[講座内容] 資料
●チベット高原の生成から現代まで
●民族、言葉、食事、信仰
●アムドの民族、歴史、行き方
●吐蕃王国滅亡の伝説の地

黄河源流近くに聳える、霊峰アニマチェン(6282m)。強風が吹く標高5000mの峠では、人々が霊峰に祈りを捧げている。ここから、黄河に沿ってマチェンを経由してツォンカパ生誕地タール寺へ。

[講座内容] 配布資料
●チベットの地理、歴史を概観
●アニマチェン峰とケサル大王
●セルゾンゴンパとタール寺

動画

 西寧から南西150kmの興海地域
 セルゾンゴンパ(賽宗寺)
 アニマチェン峰を望む峠(標高5200m)
 マチェン(瑪沁)から見るアニマチェン峰
 タール寺

8世紀から続くレゴン(同仁県)のルロ祭り。神が憑依したシャーマンの神事や、鉄串を刺して舞う血の供犠などが行われる。この祭りを研究しているアムド出身研究者によるお話。

◆①「変わりゆくチベットの民間信仰」配布資料 資料映像

●チベットの基礎
●ルロ祭りや年末の伝統行事解説
●日本での研究生活から見た故郷

◆②「チベット・アムドの奇祭 ルロ祭り」「チベットのこどもたち 遊びとしごと」他 

◇講師:チョルテンジャブ アムド出身。総合研究大学院大学(大阪・国立民族学博物館内)文化科学研究科・地域文化学専攻・博士課程修了。2012年サブ講師:石村明子

古老が語る妖怪話や笑い話など、豊かな物語世界の広がるチベット。一方で、近年は素晴らしい映画や文学が、次々と生み出されている。それらの紹介や翻訳を行っている星泉教授(東京外大)による、映画上映と、チベットの物語世界を紹介した講演会。

◆映画「草原」「静かなるマニ石」監督:ペマ・ツェテン
◆講演「チベットの物語世界へようこそ」講師:星泉(東京外国語大学教授)

◆講師:星泉
専門はチベット語・文学。著書「古典チベット語文法:『王統明鏡史』(14世紀) に基づいて」(東京外大アジア・アフリカ言語文化研究所)、訳書『ティメー・クンデンを探して』(ペマ・ツェテン著、星泉・大川謙作訳、勉誠出版)、『雪を待つ』(ラシャムジャ著、星泉訳、勉誠出版)など。

チベットの地理的特徴、仏教の成り立ちから現代までの歴史概観、亡命者の社会、2008年ラサのデモ制圧事件などを知る講座。

◆「2008年激動のチベット」
◇講師:サパナスタッフ、石丸敏夫、武田知明、渡部美喜子