ヒマラヤ山麓の大気汚染
写真は2004年のカトマンズの街角。電気の乗り合いタクシーです。
WHO(世界保健機関)が、大気汚染の統計「World Health Statistics 2021」を出しました。PM2.5の濃度による、世界都市の汚染度ランキングです。なんと、第一位はネパール。カトマンズ盆地の排ガス汚染は1980年代から、深刻になりました。盆地という地形と、排ガス規制のない自動車の増加が主原因です。
カトマンズ盆地は、縦横30kmくらいの大きさで、標高は1350m、その外周部は標高2000mくらいの丘で囲まれています。カトマンズはその底にあって、排気ガスの逃げ場がありません。カトマンズの大気汚染が、世界有数なのは、地形も要因となっています。
その解決策として海外からの支援も受け、2000年頃から電気自動車がかなりの数、走るようになりました。2014年には、東京の電動バイク企業が、カトマンズにショップを開く、というニュースもありました。年3000台の販売目標とのことですが、売れたのでしょうか。ニュースを読む
Subscribe
Login
0 Comments
Oldest