家畜を殺す前に失神させる法律

ネパールでは、生贄の風習が今も続いています。

生贄で有名なダクチンカリ寺院では、毎週生贄の日が決まっています。その日は、たくさんの人々が、山羊や鶏をつれてお寺に詣でます。繋がれた山羊は、おとなしいまま、大刀で首を落とされます。首をつかまれた鶏は、羽をばたつかせながら首を落とされます。生贄は一部を神様に捧げ、残りは家族でいただきます。

オランダで、「家畜を食肉処理する前に、失神させること」という法律ができたそうです。

オランダには、イスラム、ユダヤ教の人たちがたくさん暮らしています。彼らには、生きた状態の動物を屠殺して作った肉しか食べてはいけない、という教えがあるそうです。この法律ができると、失神している状態で作られた肉しか手に入らなくなり、彼らは食べることができません。

この法律は、動物愛護党が提案したそうです。彼らは「動物たちに、無意味な痛みを与えない」という考え方で、法律を提案したということです。

ということは、戦争の場合、オランダ軍は敵を撃つ前に、相手を失神させなければならない、ということになるんでしょうね。でも、敵は家畜じゃないから、問題ないのかも知れません。

写真は、街中の水牛解体風景です。文明国の動物のとらえ方とは、違う生活を見ることができます。

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