チベット仏教-五色の旗

チベットの聖山の麓ではためく、五色のタルチョ
チベット・アムネマチン山麓のタルチョ

チベット文化圏に行くと、あちらこちらで見かける五色の旗、タルチョ。写真は、聖山アムネマチンを拝む峠の、タルチョです。

自然界を青・白・赤・緑・黄の五色で表現した、チベット仏教のタルチョと呼ばれる旗です。史蹟や寺院など神聖な場所を訪れた人々が祈りを捧げ掲げていきます。

旗には経文が書かれていて、風にはためくとそのお経が各地や天に届けられるそうです。ヒマラヤ山中に行くと、つり橋の手すりのところに、たくさんのタルチョが巻かれています。安全祈願のためです。

タルチョは、チベット本土の他、ヒマラヤ山脈南麓のネパール・北インド、雲南省の梅里雪山周辺で見ることができます。いずれも、チベット仏教圏です。ネパールでは、ヒンズー教と仏教が区別なく信仰されているため、タルチョも日常生活に溶け込んでいます。

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