チベットのバター茶
写真は、札幌市内のイベントで、チベットのバター茶を作っているところです。
チベット出身の留学生が、田舎から持ってきていたお茶の葉。茶葉はテン茶と呼ばれ、カチカチに押し固められたものです。馬の背に載せ、長い距離を運ぶため、茶葉が痛まないようにしたものです。
お茶の産地である雲南から北西にむかい、ラサへとお茶を運んだ古の路を、茶馬古道といいます。ラサから、さらにインドに至り、英国に船で運ばれました。
写真はヤク(チベット高地の巨大な牛)の胃袋に詰めた、ヤクのバターを取り出しているところです。とてもきれいなバター色でした。このバターと塩で茶葉を煮て、バター茶を作ります。
バター茶はチベット人のビタミン摂取に欠かせないものだそうです。でも、塩味と濃厚なバターの臭いのため、苦手な日本人も多いです。