登山ガイドのシェルパ-事故補償に異議
シェルパ族は、エベレスト山麓に暮らす民族です。そこに平地はなく、急な山道だけが、村々の交通路です。荷物を運ぶ時は、写真のように、荷にバンドを回し、それを額にかけて運びます。
彼らは、その強靭な体を活かし、登山隊をサポートする危険な仕事で、生計をたててきました。
今年4月、エベレスト雪崩事故で、ガイドのシェルパ族たち16人が死亡する、大惨事が起きてしまいました。その事故に対し政府の事故補償が少なすぎたことから、シェルパたちはガイド業務をボイコットしました。
それをうけ8月8日、政府は、死亡保険金を従来の1.5倍 日本円で155万円にすると発表しました。5000mから8000mの高地での仕事に対する保険金額がそんなものなのかな?と思ってしまいますが。
ちなみに、ネパールの中高の先生の月給は、約2~3万円です。
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エベレスト登頂-認定の事情
ヒマラヤ・マネーを支える人々
初登頂は植村直巳
シェルパ族の移り変わり