ネパール元皇太子の逮捕
ネパールの元皇太子(写真)が、バンコクでマリファナ所持で、逮捕されました。2012年にもタイで捕まっていて、懲りない再犯です。
2001年、ネパール王族殺人事件が起きました。現国王家族と王族が王宮パーティーで殺害され、偶然にも地方にいた国王の実弟ギャネンドラが首謀者か、と疑われました。王位継承権のあるギャネンドラは、国王に就きました。
ギャネンドラの長男パラス(写真)は、数々の悪事で知られていました。国民は、パラスが王位継承権を持ったことを、とても恐れました。でも、ギャネンドラの悪政に対する国民の怒りは凄まじく、2006年王制崩壊となりました。
ギャネンドラ王族は、王宮から退去させられました。しかし、国内に土地、建物は与えられました。このような暴君は、惨殺されるような国もありますが、ネパールの人々のやさしさ?を感じる成り行きだったのかと思います。
あれから数年、パラスの今回のニュースには驚きました。外国で遊び惚けて薬物に浸って…王制時代の蓄財は、結局彼らの懐の中のままだったのです。
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ニュース元 時事ドットコム
【バンコク時事】2008年に王制が廃止されたネパールのパラス元皇太子(42)が、薬物の違法所持容疑でタイ警察に逮捕されていたことが16日、分かった。 警察によると、元皇太子は宿泊先のバンコクのホテルでマリフアナ約13グラムを違法に所持していた疑い。容疑を認めているという。観光ビザでタイに滞在していた。 元皇太子は高級クラブ通いや飲酒運転など素行の悪さで知られ、ネパール国民の不興を買っていた。AFP通信によると、12年にもタイのプーケット島でマリフアナの所持容疑で逮捕されたことがあるという。(2014/07/16-19:08)