シッキム・ネパールで地震被害

崩れ落ちた住宅(産経ニュース)

おととい夜の地震で、ネパールの古都バクタプールにも被害がありました。写真は、損壊した住宅です。ネパール東部に接した北インドのシッキム地方も、揺れたそうです。

バクタプールは、小さな丘の上にひろがる街で、中央にはチベットに至る古の街道が通っています。その街道の西端には、カトマンズ盆地で最も高い寺院であるニャタポラ寺院、東端にはダッタトラヤ寺院があります。

バクタプールの街中には平地がほとんど無く、密集するレンガの建物の隙間を、迷路のような坂道が巡っています。初めて訪れた時に見たレンガの壁面は、まるで時間を焼き締めて作ったもののように見えました。

1930年代にあった大地震では、バクタプールとその近隣パナウティも大きな被害を受けました。ドイツ、フランスの援助を受け修復されました。

世界遺産の町とは言え、一般住宅まで復元することはたぶんできないでしょう。あの坂道の住宅景観がまた変わってしまうのは、おおきな損失です。

ニュース元 JIJI.com インド・ネパールで地震

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA