ネパールの飛行機は空気が薄い

カトマンズ-ブッダバル間の国内便

写真は、ネパール国内便の小型飛行機です。搭乗後、出発前に飴と丸めた脱脂綿が配られます。地元の人たちは、それを耳に詰め飴を口にします。小型飛行機は耳が痛くなりやすいので、脱脂綿を詰め、飴をなめることで予防するんだそうです。

10年前くらい前、関空-カトマンズ便に乗って、ちょっと恐ろしい体験をしました。当時、日本への直行便は、カトマンズ空港離陸が深夜24時過ぎでした。離陸すると、すぐ食事が出るのが驚きでした。

食事が始まって間もなく、前の席に乗務員がとんできました。覗いてみると、ネパール人男性が気を失っています。その内、自分もなんとなく気が遠くなっていくような気がしてきて、洗面所に向かいました。

…気がついた時、なぜか最後部の乗務員の席に座っていました。となりに日本人男性がいて「あ、気がつきましたか」と声をかけられました。どうやら自分は、通路で気を失ったらしいのです。となりの男性は、同乗していたお医者さんでした。そして彼は「機内が、標高2000mくらいの気圧に下がってました」というのです。前の席の男性が気絶したのも、そのせいだったようです。

先日、ネパール航空会社を乗入禁止にする、というニュースがありました。あの夜のトラブルのような事が、他にも起きているんでしょうか。

—-転載————–
欧州連合がネパールの航空会社を乗入禁止に

欧州連合の運輸部門ではヨーロッパへの乗り入れ禁止航空会社のリストを更新、新たにネパールの全ての航空会社の乗り入れを禁止すると発表しました。ネパール航空当局、ネパールの航空会社数社からの聞き取りなど を踏まえて、禁止リストに加えたもの。 対象はネパール航空、ブッダ・エアなど17社です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA