不思議なネパールの暦

写真は、ネパールで一般に売られている、なにやら不思議なカレンダーです。

ネパールはビクラム暦と西暦を併用していて、4月中旬(毎年ずれる)がビクラム暦の新年です。これは公的な新年で、各民族の新年ではありません。たとえばネワール族の暦、チベット系民族の暦などがあり、民族ごとの新年は違うのです。

2月は、チベット系民族の新年です。私の知人にはネワール人が多いので、2月頃現地にいても、正月という雰囲気を感じることはありません。

写真のカレンダーの、日にちの文字を見てみましょう。大きな文字がビクラム暦のネパール数字、右下に小さく、西暦の日にちが書かれているのがわかります。ビクラム暦と西暦には、ずれがあります。そのずれを解消するため、ビクラム暦には、翌日も同じ日にちにする場合があります。ネパール人以外には、まったく理解不能な謎の世界です。

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