北タイ-カレン族のソーラーパネル

藁屋根の横にソーラーパネル

北タイのカレン族の家は、藁屋根・板壁・高床という、東南アジアらしいものです。でも、その傍らには、不釣り合いなソーラーパネルが、立っていました。

宿泊させてもらったのは、山中の小さなカレン族の村でした。木造、高床、藁屋根の小さな家々が、50件ほど並んでいます。店などは無く、電気は来ていません。大きな水タンクがひとつあって、炊事、洗濯、洗面の場所になっています。板張りの床下では、豚と鶏が暮らしています。

小さな家々の横に、40cm角ほどのソーラーパネルが、ひっそり立っています。か細い電線が、風にゆられ住宅にのびています。家の中には、小さな蛍光灯が一本ついています。夜は、囲炉裏の火と、この蛍光灯が瞬いていました。  

日本と世界を震撼させた、原発事故のニュース。3時間の停電に大混乱する、東京の様子を見ました。それを見ながら、小さなソーラーパネルと一本の蛍光灯を思い出していました。 

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