ルンビニでBC6世紀の建築跡発見
写真は、仏陀が生まれ落ちる情景を描いた、石碑です。右にマヤ夫人が立ち、彼女の脇から生まれたブッダが、中央下にいます。2003年当時、マヤ堂は発掘調査中で、仮設マヤ堂が建てられていました。この石碑は、その中に置かれていました。
その後再建されたマヤ堂(ブッダ生誕の地)内で、紀元前6世紀の木造建築跡が見つかったそうです。
マヤ堂は、ブッダが生まれ落ちた場所に置かれた「印石」の上に、建てられたお堂です。現在のマヤ堂は、過去のマヤ堂跡なども覆って、保護するために数年前に建てられました。
ブッダの誕生年は、紀元前7~4世紀と諸説あります。80歳で死去したということは、複数の経典に記されているため、確かだろうとされています。今回、マヤ堂からBC6世紀の建築跡が発見されたということは、その前にブッダが生まれていた、という見方にもつながります。
今もなお、多くの人々の心の拠り所となっているブッダの教え。生年がはっきりしなくてもいいとは思いますが、気にはなりますね。
—-転載 CNN.or.jp——-
紀元前6世紀の寺院跡発見、釈迦の生誕時期示す?
(CNN) 仏教の開祖、釈迦(しゃか)の生誕地と伝えられるネパール南部ルンビニの発掘調査で、紀元前6世紀のものとみられる木造仏教寺院の痕跡が見つかった。考古学会誌アンティクイティに紹介され、英ダラム大学などの研究チームが25日に発表した。釈迦の生涯については主に口頭の伝承で伝えられ、物的証拠はこれまでほとんど見つかっていなかった。