ネパール人初の難民認定

疑われながら王位を継いだギャネンドラ国王
王位につくギャネンドラ国王

ネパール人が、初めて難民認定を受けたというニュースを、今日見つけました。

ネパールでは2001年から、写真のギャネンドラ新国王の暴政が、始まりました。当時は、マオイストのゲリラ破壊活動が問題になっていましたが、そのマオイストも他党と一緒に国王に立ち向かいました。そして2006年に、王制廃止。その頃、今回難民認定を受けた男性は、国王派の党員だったためマオイストに拉致、拷問を受けたそう。迫害を逃れ、2007年に来日。2010年に難民申請したが今年やっと認定を受けられた、ということです。

でも・・・
2006年王制廃止後、マオイストは政府と和平協定も結び、破壊活動は終え、その後政権にもつきました。悪名高いギャネンドラ元国王は国内に住むところも与えられ、たぶん隠し財産でそれなりの生活を送っていると想像・・・。ネパール人やさしい・・・。

ということで、ネパール国内で元国王派への迫害はもうないと思うんですが・・。日本は難民認定の壁が高く、昨年は5000人申請してわずか11人認定。(ドイツは10万人認定!)もっと深刻な政情不安の国はあると思うけれど、今なぜこの認定がされたのでしょうか。

写真:2001年王族11人殺人事件後、王位につくギャネンドラ国王(当時)

王政崩壊に関することはこちらで ネパール憲法-8年間決まらず

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