エベレスト登頂-認定の事情

2014/5/23、中国人女性登山家が、エベレストに登頂しました。

ところが、その登頂後、思わぬニュースが流れてきました。彼女が「第2キャンプ(6400m)までヘリを使った」と認めたというのです。ニュース元はこちらです。

7/1、ネパール政府は登頂認定について、見解を発表しました。彼女が語った「ヘリコプターを使って第2キャンプに荷物を下ろした。それからベースキャンプに戻って、そこから登山を開始した」という主張を認め、登頂を認定したという内容でした。

事の起こりは、5月のエベレスト・ベースキャンプ上部で発生した大雪崩。その雪崩で、多数のシェルパが死亡しました。そのため、シェルパたちによる登山荷運び、サポートが中止されてしまいました。荷運びは、ヘリコプターを使うしかない状況になりました。

実は、彼女は各大陸最高峰登頂の記録の一環として、この登頂に挑みました。そのためには、今シーズン中に、どうしてもここに登る必要があったのです。

記録のための登頂、そして政府が認定する登頂。ちょっとモヤモヤとした、出来事でした。

雪崩事故関連ブログもどうぞ。
ヒマラヤ・マネーを支える人々

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