命がけ-ネパールの蜂蜜とり

断崖絶壁にぶら下がる蜂の巣(写真)は、グルン族にとっては宝の山です。

ネパール中央部のポカラという町から、西へ向かいます。標高2000m前後の山並みの向うに、アンナプルナ、マチャプチャレなどのアンナプルナ山群が見えてきます。この地域は、初心者にも歩きやすいことから、最も多くのトレッキング客が訪れます。

この地域には、グルン族という山間民族が住んでいます。彼らの家の軒先には、蜂の飼育箱がぶら下がり、ミツバチが舞っています。グルン族は、昔から蜂蜜とりを生業としてきました。山奥の絶壁にある巨大な蜂の巣が、彼らの仕事場です。村人たちがグループを作り、山に分け入ります。竹の梯子をかけ命綱をつなぎ、煙を起こしながら蜂の巣に挑みます。

彼らの蜂蜜は、高値で取引されています。ハニーハンターと呼ばれるようにもなり、世界的にも知られるようになりました。

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