ネパール・ジョムソンに放送局

ネパールの観光都市ポカラから、セスナでヒマラヤの間をすり抜けます。わずか20分の飛行で、景色が一変するジョムソン空港に着陸です。

ネパールの大部分はヒマラヤ山群の南側にありますが、北側にも国土の一部があります。そこはチベット文化圏の地域で、民族もチベット系です。風景もチベットらしく、森のない岩山に大きな蒼空が、広がっています。

ジョムソンはチベットに至る街道の途中に位置し、70km北方にチベット国境があります。今も、小型の馬に荷を乗せた隊商が行き交い、タイムスリップ感を味わえる場所です。写真のように、この日も、馬たちが出発を待っているところでした。

そこにラジオ放送局ができたと聞いて、びっくりしました。設計は韓国人だそうです。ラジオ放送局の記事

20年ほど前ここに、日本のNGOが「ムスタンエコミュージアム」を作りました。チベット医学をメインに川口慧海の足跡などを紹介する博物館です。最近は、韓国、中国からの観光客が増えています。ラジオ局開設のニュースを聞き、韓国、中国の関わりが強まっていることを、改めて感じます。

写真は、ジョムソンから北へ半日程歩いたカグベニ村です。

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